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「はい。市販の香水等でお気に召すのが、無いら
しく私が調香させて頂いています。」
「あの、実はお願いが…」
「はい。何でございましょう?」
「もう限界だ!これ以上入ってたらぶっ倒れる
…」
一糸まとわぬフリードリヒの姿に、ミカエラは顔
を手で覆うと俯いてしまった。
「何だ。どうした?」
アウレーリアは呆れ顔で
「まあ、旦那様。バスローブを羽織るなり、バス
タオル巻くなりして頂かないと」
「何だ、いつもそんな事しないだろ。」
「レディの前でございますよ?」
笑顔で怒った。
「あー、はいはい。解りましたよー!」
フリードリヒは腰にバスタオルを巻くと、空いて
いるもう一つの施術台に仰向けに寝た。
アウレーリアはスマホを出すと
「エファ?ミカエラ様のブローお願い出来る?そ
の後、旦那様のマッサージの応援お願い。」
応援を呼んだ。
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