35人が本棚に入れています
本棚に追加
/250ページ
アロマオイルを手に取り、温めると
「始めますが旦那様、よろしいですか?」
「ああ、頼む。やってくれ。」
アウレーリアはフリードリヒの鎖骨の辺りをゆっ
くりマッサージして行く。
「失礼いたします。」
先程ミカエラが追い返したメイドの娘が白衣を来
て入って来た。
「助手のエファです。遠慮せずお申し付けくださ
い。」
アウレーリアが笑顔で、フリードリヒのマッサー
ジをしながら言った。
「まずは、ミカエラ様のブローをさせて頂きま
す。」
エファはペコリとお辞儀をすると、カメリアオイ
ルの瓶取り出した。
「不思議な香り…それは?」
ミカエラがエファに聞いた。
「カメリアの実から絞ったオイルです。日本では
古くから芸者とかが使われたそうですよ?」
二、三滴手に取ると、ミカエラの髪の毛に揉み込
んだ。
エファが手際良くブローして行く。
最初のコメントを投稿しよう!