突然

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突然

「ミカ、今度結婚式の二次会の案内作ってくれない?今度、後輩が結婚するから幹事やることになって」 コウタはあまりパソコンが得意ではなかった。 ミカは割と得意だからミカに頼んできたと思う。 「いいよー」 ミカはコウタのためには何でもしてた。 苦痛にも思わなかった。 とにかくコウタが大好きだった。 でも、最近、気になることがひとつ。 最近、コウタの帰りが遅い。 3年も付き合っていると、生活パターンは見えていた。 飲みに行く回数が明らかに増えていた。 後輩の結婚式の打ち合わせらしい。 でも、帰ってきたら、いつもと変わらない。 いつもと同じように、抱きついてくるし いつもと同じように生活してた。 コウタは優しいから、後輩のために頑張ってるんだなー、ミカはそう思った。 楽しいイベントシーズン。 ミカの大好きなイベントシーズンだけど、 コウタにあわせよう。クリスマスの後輩の結婚式が終わったら、また、前のようなコウタとの生活になるし…ミカは静かに耐えた。 でも、1人の時間がやっばり多い。 ふと冷静になると、女友達があまりいないことに気づいた。 コウタとずっと一緒に過ごしてしまって、いつの間にか、女友達と疎遠になってた。 都合のいい女にもなりたくなかったミカは、寂しかったけど一人で我慢した。 もう少し、もう少し…。 今はコウタは忙しいから…。
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