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再会
「今からそっち行くからちょっと待ってて」
コウタはそう言って電話を切った。
しばらくして、コウタはいつものように合鍵で入ってきた。
「ごめん、好きな子ができたんだ」
ミカが恐れていた事が起きた。
目の前が真っ暗になった。
そろそろ結婚かと思っていた矢先に…
頂点に辿り着いていると思っていたのに
コウタも幸せだと思ってたのに。
涙が止まらなかった。
身体中の水分がすべて流れた感じだった。
コウタは多くは語らなかった。
二次会の幹事の女の子と付き合いたい…そう言った。
「いいよ、出て行って」
ミカは泣き叫んだ。
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