急展開です

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急展開です

「驚いちゃった。こんなトントン拍子に進んじゃうなんて。陽菜のことだから、やっぱり仕事が1番っていうかなって。。。。」 「まぁそれもありなんだけど。1度着てみたかったのよね、ウェディングドレス。それに結婚っていう経験もしてみたいじゃない。。。まぁ、何かあってもバツイチくらいの方が人生、安心感あるっていうか。。。。」 「そんなこと言ってるの知ったら、増谷さん、ショックで寝込むよ。今、”陽菜命”みたいな状況らしいから。ハネムーンのために仕事詰め詰めで頑張ってるらしいし」 「なんかね、彼、一生懸命なの。私、初めてだな、こんなに私のために頑張ってもらってるのがスッゴク分かり易く伝わってくるの。結構、純粋な人なんだよね」 「それって惚気(のろけ)ですか?」 「まぁ、そうとってもらってもいいっていうか。。。。」 「増谷さんって仕事じゃ、ほとんど笑ったりとか、冗談とかって無縁な表情無い系の人なんだけど、陽菜の話になると、様子が激変するっていうかさ。ちょっと見てて面白い」 「コラコラ、面白がらない」 「だって、私の周りにそうゆう人いなかったから」 「取り扱い注意の双子に、マフィアにチンピラだもんね、凜の周り」 「もう少し言い方ないですか?」 まっ、陽菜の言う通りなんだけどね。
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