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二月十三日
この日も母は元気で、神奈川から駆けつけた母の唯一の弟と話が出来た。途中、母の友人が来ると言うので私は母の弟、私から見ると叔父さんと一緒に病院のレストランで食事をしに行った。
この日も母は元気だったが、前日より疲れていたのか話している途中でうとうとすることを繰り返していたので、やはり貧血状態だったのだと思う。
私は前日同様に叔父さんと病院を出て駅まで送り家路についた。
母が会いたいと自分から言ったのは甥っ子と叔父さんだけだったので、これで会いたかった二人には会えたことになる。
輸血で元気だと言っても、先に述べたように単語でしか話さなくなっていて、呼吸も苦しそうに感じられた。それでも酸素量は足りてますと言われてしまうと、そうなのかと引き下がるしかないと言った具合だった。
兄は少しでも母が楽になりようにせっせと口の掃除に精を出していた。お陰で洗浄ジェルは亡くなる前日には一本空になっていたのだった。
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