チェキとの出会い

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チェキとの出会い

ある女子高生がリサイクルショップで、ジャンク品のチェキを見つけた。 その子の名前を仮に「チェキ子」と呼ぼう。 チェキ子は迷っていた。 使えるかどうかわからないチェキ、500円と安めの価格だったが、写らなかったら、ただのゴミだ。 正直、今月はお小遣いに余裕があった。 でも、欲しいぬいぐるみがあって、お小遣いでは、それを買おうと思っていたのである。 限定品で、2500円の物。 チェキを買ったら、こちらはプレミアがついてしまい、2度と手にする事は出来ないだろう。 チェキは以前から欲しいと思っていた。 チェキ子の欲しい物は、パステルカラーのピンクの物だったが、ジャンク品は昔の型で、デザインもあまりかわいい感じではない。 しかも、前の持ち主が、シールを貼って、デコっていたらしく、それを剥がした跡もついていた。 (う~ん、500円かぁ…、少し汚れてるし、でも、使えるなら安いよね) (あっ!) 思い出す、チェキ子。 このお店では、良く買い物をしていたので、ポイントが貯まっていたはずだ。 レジでポイント残高を確認すると、200円弱ある。 (あ~!そうだった!) この間、良い感じのスニーカーを見つけて、それを買う時に使ったのだ。 しかし、残りのポイントを使えば、300円ほどで買える。 即購入を決めた。
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