はじめに

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例題を出してみましょう。 ルールはアリアリ半荘で親は聴牌連荘、赤が各色1枚ずつ入っている想定です。また、牌の表記は漢数字(一二三・・・)を萬子、丸数字(①②③・・・)を筒子アラビア数字(123・・・)を索子、東南西北白發中と表します。 東2局 西家 ドラ→8 二二七八九②②④⑦⑧357 ツモ →4 何切るの正着としては7です。ですが三色やドラ受けが頭をよぎり迷いませんでしたか? それでも7を即答で切れる方。僕とは違う答えになりますが、それも1つの強さでしょう。その後⑥⑨引いたとき迷わずリーチ打てますか? 場況による?それもその通りです。場況無視の何切るは答えが定まりませんよね。では「どの場況なら何を切る」というのを何パターン言えますか? 僕の回答は②です。リーチが入ってない、③が4枚切れなどでない限りは迷わず切ります。理由は本編で詳しく述べますが、一言で言うと「③引き以外は聴牌取らないから」です。 この例題で気にしてほしいのは何切るの回答ではありません。その回答に至るまでにどれくらい迷ったか? その後の想定をどれくらいしているか?です。 「③待ちないし二②待ちでも即リーチするから7を切る」これも立派なルーチンです。 しかし7切ったあと他のツモで迷う方はまだルーチンとして出来上がっていないでしょう。 余談ですが、上の何切るの問題が改行で見づらいとこの本は読みにくいと思います。設定の変更をお勧めします。
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