無理してつくられたストーリーの矛盾!シリーズ化の難しさ!

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【八巻~十二巻感想】  さて『中古でも恋がしたい』シリーズ。第八巻から明らかにパワーダウンが目立ちます。  作者の筆力で何とか読ませてくれますが、ネットで感想を読んでみると、僕と同じ指摘が少なくありません。  この作品は「小説家になろう」に投稿していた作品を再編集して書籍化しています。  僕の場合、「小説家になろう」を知ったこと自体、2018年になってからなので、投稿サイトに掲載された作品は読んでいません。  ネットの感想の中には「小説家になろう」の投稿を読んでいた人の感想もありました。  どうも「小説家になろう」でのストックがなくなったらしく、随分最初の頃のストーリーを無理して押し込んでいるという指摘がありました。  作者は、清一と古都子のカップルに新たな危機を設定してストーリーを引き延ばそうとしていますが、そのために不自然なキャラクターや展開が目に付きます。  実をいうとストーリーに見るべきものが一応あるのは八巻までで、以降は無理やりストーリーをつくっているのがミエミエで緊迫感が全くありません。  ネットで感想を拾うと、    <修学旅行篇の九巻、十巻は、一冊に収まるストーリーを引き延ばしたスカスカの内容だった> と手厳しい指摘がありました。  八巻に見られる問題点を、それ以降の巻全てが抱えています。  エブリスタでも長きに渡るシリーズを書いている方がたくさんいるかと思います。  願わくば、今から挙げるこのシリーズの問題点と同じことはしないようにと思います。
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