無理してつくられたストーリーの矛盾!シリーズ化の難しさ!

4/4
前へ
/188ページ
次へ
 結局、九巻以上は明らかにストーリー展開に詰まったのか、「バレンタイン チョコを巡る対立」のように、思いついたストーリーを無理やり引き延ばしている印象が強くなり、唐突な三人称の挿入場面も増えてきます。  結局、このシリーズは、2018年に刊行された第十二巻を最後に中絶しています。  十二巻の最後で作者自身が十三巻での完結を宣言しているにも関わらず、いまのところ刊行されていないのです。  その理由は不明です。   【最後に!】  このシリーズは、「小説投稿サイト」から書籍化されて大ヒットした作品なので参考になればと詳しく紹介しました。  厳しい批判も書きましたが、興味のない作品に真面目に批判など書きません。  それだけ読者が思い入れを持つことができる作品というのは本当に素晴らしいことかと思います。  本当に書籍化の可能性のある作品!  それは社交辞令のように「面白かった」「素晴らしい」、シャンシャンで済まされる作品ではない。  「こんなのだめだ!こうしなきゃ絶対だめだ」  そう読者が真面目に声を上げてくる作品だと思います。  「作者がしないならオレがやってやる」   思わず読者が、二次創作を考えてしまう作品だと思います。  作品が完全に作者の手から離れている。  読者が、作品と一体化しているからです。  そんな作品を僕もエブで書いてみたいです。    『中古でも恋がしたい』  第一巻は絶対お勧めです!  この作品以上の面白さの作品をエブリスタに投稿できれば、書籍化のチャンスもあるかもしれませんね。                             (二冊目終了)  
/188ページ

最初のコメントを投稿しよう!

64人が本棚に入れています
本棚に追加