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「なあ、これってなんの霊だと思う?俺、地縛霊とかに憑かれちゃったのか」
俺は佐久真に聞いてみた。
佐久真は手を顎に当てて、少し考えた風を装ってから、こう答えた。
「前に聞いた事があるんだけど、体の一部が消える写真ってさ、守護霊からのメッセージだって言ってたような」
「守護霊?」
佐久真は一度大きく頷くと、更に続けた。
「例えば頭が消えてる写真だと、近々頭の病気か怪我をするから気をつけろ、とかなんとか」
「という事は‥‥‥」
「まあ、気をつけろって事だったんじゃないのか?」
そうか、右足の病気か怪我に気をつけろって意味なのか。
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