ご主人様!! 婚約破棄しないで!!

1/1
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ
1.いやっ、婚約破棄しないで! 私事、クルス・ミヤスはご主人様の元で使用人をしているのです。 私のご主人様のお名前はガイル・マーサ。 私自身は23歳でご主人様は28歳です。 それで私とご主人様は婚約者でして、常に一緒に居れる時は 一緒にいるのです。 それでもご主人様は忙しい時もあるので私はお手伝いしているのです。 ただし、最近のご主人様は私とあんまりお話をしてくれないという事実です。 どうしてお話してくれないのかなって考えているのですが、私には 心当たりがありません。 そこで私はご主人様の元へ行く事にします。 ご主人様の元へ到着するとご主人様は何かしているのですけど、 私は勇気を出して声をかけるのでした。 「ご主人様、お話があります」 「どうした?」 「どうして最近、お話をしてくれないのですか?」 「それはな、クルスの事が嫌いになった」 「冗談ですよね」 「いやっ、本気だ」 「そんなっ…………」 「悪いが婚約破棄させてもらうぞ」 「いやっ、それだけはおやめください」 「ダメだ、婚約破棄させてもらう」 「嫌ですっ、愛しているの」 「そんなのは通用しない」 ご主人様であるガイルは婚約破棄しようとしている。 何としてでも婚約破棄を阻止しないといけないのですが、 私には阻止する術がございます。 潔く婚約破棄を受け入れるしかないのでしょうか。 「まぁ、婚約破棄するのは本気だ」 「わかりました」 「わかってくれて嬉しいよ」 私は泣く泣く婚約破棄を受け入れる事にします。 結局、ご主人様と幸せになれなかった私は何だろうって思います。 これからの事は後で考える事にします。 今、私は婚約破棄されたショックで何も考えたくありません。 私は今までの事を振り返りながら、今後の事をじっと考えるのでした。
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!