エピソード2

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俺はあの激的な日、翔子ちゃんと出会い自殺を辞め翔子に自宅まで送ってもらい就寝したのだ。 携帯電話が鳴ると共に俺は目を覚ます、夜は色々な事があり過ぎて頭の中で整理が付かず寝付くのに大変であった為若干寝不足気味に起きる発信主は翔子だ。 「おはようございます。早速私と共に行動に出ましょう、今から迎えに行くので白いパンツを履いて準備をしといて下さい。」 俺は眠たそうに 「わかった…」と答え布団から身を出した。 白いパンツを履くのは気が狂いそうな程嫌気が刺すが、俺は白いパンツを履き全身タイツになってからその上にジーンズを履きパーカーを羽織った。 姿鏡を見て隈無くファッションチェックをする。 「これなら…恥ずかしくはないな!」 洗面所を向かい洗顔と歯磨きをそそくさと済ます。 軽く母親が用意してくれた朝飯を喰らう。 程なくして翔子ちゃんからメールで家の前に着いたと連絡が入る。 俺は玄関へ向かう、非現実的ではあるがしばらくは戦いの日々が続くのだろうと思うと不思議と使命感にかり立たされているのだ。 俺はもっと目を覚ませと言わんばかりに自身の顔を叩き心のギアを上げ外へ出た。 翔子の車は停まっており俺は助手席側のドアを開けおはようと翔子ちゃんに挨拶をし乗り込む。 「おはようございます。今日は高校に殴り込みに行こうと思います!学ランも御用意しましたので一旦自室で着替えて来てまた出てきてください。」と翔子は俺に学ランが入っているであろう紙袋を渡してきた。 「待て待て…すごく急にそんな事を言われてもよく分からない…」俺は困るが 「とりあえず着てください!話はそれからです!一大事で早く何とかしないといけないのです!」翔子ちゃんは割かし真剣に俺に学ランの更衣を促した。 しょうが無いので俺はまた家に戻り学ランを着ることにした、もう一度全身タイツ姿が誰にも見られてはいないが露になるのはまたまた気が滅入るがめんどくさいので玄関で着替えることにした。 頼むからお母さん出てこないでくれと念じながら着替えを済まし俺は久しぶりの学ラン姿になりまた翔子ちゃんの車へ乗り込むのであった。 なんだか、今更学生なんてちょっと歳を考えると少し恥ずかしい気があるのは否めない。 まあ、きっとそれなりに一大事なんだと無理矢理俺は気持ちに整理をつけたのだ。
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