エピソード1

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そもそもどうやって死のうか? 首吊りか…いや、俺は実家暮らしでそんな事をここでしては親に迷惑だろ。 あっ…親は悲しむかな?だけど、俺の事を最近はうっとしがっているよな。 職に就かず日雇いで凌いで親孝行ではなく親不孝だな 何よりもきっと俺がこの調子で息をし続ければ「どうしてこんな風に育ったのか…育て方を間違えた」と後悔をし続けるだろう。 なら、死のう…だからせめて迷惑を掛けずに死のう円満自殺を目指そう! 飛び降り… そうだ飛び降りだ! 今俺は人生一の閃きに驚いたのだ。俺にしては名案で自分自身で驚き瞬きを忘れるところだった。 死に方は決めた、後は遺書かな… いや…いらないだろ!そもそも誰にも見つかりたくないな、だから手紙をこの俺の部屋に置いて置こう! 「旅に出ます」と書いて置こう!まあ旅先はあの世だけどね。 よし!何となくここまで決めたら俺の人生のフィナーレに相応しい舞台を決めようか! どこか行きたかった所はないか… 俺は必死に考えるも思いつかない… 「参ったな…行きたい所がないなんて…」 つくづく思う俺は詰まらない人間だと。 俺の中で警告音がなった、 あっ…行きたい所はある!あの世だ!ははは 心の中で笑って見た。なんとも虚しい。 警告音?警告…渓谷! そうだ!渓谷から飛び降りしよう! 街中と違い人もいないであろう、そして運が良ければ見つからない!人知れず幕を降ろせれる。 俺は更なる閃を宛にパソコンの電源を入れ渓谷を調べ出したのだ。
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