エピソード2

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浜波凍子は浦田に恋心を抱いている。 虐めが原因で自殺を試みた彼だが チート級の力を与えてから彼は変わった。 勿論チート級の力のお陰様ではあるが、どんどんと上にのし上がり男としての魅力を醸し出してきた。 そんな浦田に凍子は惹かれて言ったのである。 「苦しい…」 浦田が西高の猛者達と戦っている間、凍子は近くに浦田がいない寂しさで呼吸困難に陥りそうになっていた。 「早く!早く!」 凍子は限界を超え、浦田のペットの西田に蹴りを入れた。 西田は以前この高校の番長で先頭に立ち浦田を虐めていたやつだ。 自殺未遂当日も浦田を全裸にして教壇に立たせて3回まわってワンと言わせたのだ、クラスメイトの目は痛々しく浦田の心は完全に殺されてしまった。 更に虐めグループの奴等の爆笑する残酷な声… だがチート級の力を得た浦田は真っ先に西田を締め上げ今現在では浦田の部屋で首輪とリードを付けられて室内犬として飼われているのだ。 契約上西田はワンとしか言ってはならない、約束を破れば激しく残酷な制裁が待っている。 更に心をへし折る為に西田の髪は全て剃り落とされていた。 西田は凍子から蹴りを喰らうも我慢する、もう慣れているようすだ。 凍子はこの高校の制服を着ている、髪はポニーテールにしており凍子もまた浦田パートナーでありながらも、完全に心を奪われてしまい浦田の支配下にあった。 浦田の部屋の扉が開き、浦田が戦いから戻ってきた。 浦田は全くの無傷で西高の金髪ヤンキーを引きつって持って帰ってきた。 「凍子新しいペットだ!気に入ったか?」 「竜也…」凍子は浦田に抱きついた、かなり強い力でだ。 浦田は優しい手つきで凍子の頭を撫でた、凍子と愛を育み合う度に扱いも上手くなっできたのだ。 「こいつは西高の番長の山田だ。今すぐスキンヘッドにして西田と同じくしばらくの間ここで飼う。」と側近の子分飯山に命令をした。 「わかりました…」飯山は準備に掛る。 ここはもう浦田がルールの無法地帯である、パートナーである凍子も正常な判断が出来ずこれからも浦田の独裁は止まらず、浦田を超える者も現れない。
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