凶感 ~キョウカン~

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みっともない恰好で朔耶は必死に考えた。 いや、これは応えるからいけないのだ。 恐ろしいが、 この場合応えなければもしかして助かるのではないか? なおも同じ質問を繰り返す逆さの顔はついに、 『どちらも要らぬという事か…』 朔耶はその瞬間、なぜか助かったと思った。 しかし、 『では…』 『お前の大切なものを頂いて行くとしよう…』
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