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「やったわね。義経と弁慶にも負けないダブルプリキュア誕生ね」
「これからよろしくね」
ふたりのプリキュアは握手をかわした。
「スゴいミコ~、新しい伝説の始りだミコ~」
ふたりのプリキュアを見てミコルンは嬉しそうにはしゃいだ。
「あっ、見て~」
キュアヒストリーの印籠に梅鉢の家紋が輝いた。
「平賀源内様の力が使えるよ。これなら御殿御輿を直せるね」
「よかった~」
キュアヒストリーとキュアストーリーは手を繋いで御殿御輿に向かって駆けていく。
「待ってミコ~」
ミコルンもいそいそとふたりの後を追いかけた。
「伝説の勇者がふたりか。新たな歴史が動き出したか」
着物のような戦闘服を纏ってプリキュアのような姿をしているが、暗黒の戦士が不気味な視線で勇者プリキュアを見つめていた。手には暗黒の印籠が握られている。
「今のうちにせいぜい楽しんでおくがいいさ。最悪の黒歴史、最悪のバッドストーリー、世界の終わりを魅せてあげるよ」
暗黒の戦士は不敵に笑った。
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