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「代筆…!?そうだったの…それで…
なんだ…そうだったのね……」
ママはなんだかほっとしたような顔で微笑む。
「ママ…どうかしたの?」
「え?ううん…なんでもないの…
そう…代筆……」
ママはなんだかぶつぶつ言って…変なの…
「とにかくそんなわけで、シュバルツは大好きだし、これからどうなるのか、私も友達もみんな気になってるんだ。」
「本当にありがたいわね…
急に活動停止になっちゃったわけだし、愛想尽かされても仕方ないのに…
でもね…ママはやっぱり瑠威のこと、信じてるの。
瑠威は解散するとしたら多分ファンのみんなにちゃんと話すと思う。
だから、きっと解散はしないと思うわ。」
「すべては瑠威が帰って来てからってことだね…
でも…ママ…本当に不安はないの?
瑠威がもう戻って来ないんじゃないかとか、考えることないの?」
ママは穏やかに微笑んだ。
「そうね…ないって言ったら嘘になるかな。
でも…信じるって決めたから…
もう待つしかないのよ…
だって…ママ、瑠威のこと、大好きなんだもん。」
うわっ…娘の前でなんてオープンなお惚気なんだ…!
「ママったら…もうっ!」
ママは笑った。
とっても幸せそうな笑顔で…
きっと、瑠威は帰って来るよ…
そんな風に思わせてくれる晴れやかな笑顔だった。
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