ケーキ!

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ケーキ!

私事、浅田雛は既婚者でして、私自身は浅田家の令嬢でございます。 自身で令嬢と言うのもおかしいのですけど、それでも令嬢なのは事実です。 私は25歳で夫も25歳です。 夫のお名前は浅田浩二で主夫でして、私が働いてて夫である浩二には 主夫をしてもらっているのです。 浩二には本当にいつも頑張ってもらってて、本当に助けてもらっている部分も あるので私はケーキを作ろうと思います。 そこで私はキッチンに行くと、ケーキの材料を自前に購入して用意してあるので ケーキ作りを始めようと思います。 ケーキ作りしていると上機嫌な私ですけど、大好きで愛している夫に 食べれもらえるように頑張って作っているのです。 こうやって作っていると楽しいので私は嬉しい限りです。 しばらくしてケーキ作りが終わるとホールごとになるのですけれど、 そのままお皿に乗っけて夫である浩二の元へ持って行きます。 浩二の元へ到着した私は声をかけるのでした。 「浩二、いつも頑張ってるからケーキを作ったので 食べてね」 「いらない」 「いやいやっ、食べていいのよ」 「本気でいらない」 「どうしていらないの?」 「ケーキ食べる気分じゃないし、本当にいらない」 浩二は私の前から何処かへ行こうとしているのです。 「浩二、何処に行くの?」 「お散歩だ」 「ケーキは?」 「ごめん、いらない」 私が一生懸命作ったケーキを食べてくれないなんて本当に信じられません。 私と浩二は夫婦なのに、これはどういう事なのッて感じです。 このケーキはどうすればいいのって感じですけど、本当にどうしましょう。 私はお散歩に行こうとしている浩二を追いかける事にします。 浩二に追いつくと私はこう言うのでした。 「浩二、妻が作ったケーキを食べてくれないなんて酷いじゃない」 「酷過ぎるの」 「もう離婚しますっ!」 私自身で作ったケーキを浩二にぶつけるのでした。 見事にケーキは浩二にぶつかるのですが、浩二は何とも思っていません。 結局、私と浩二は離婚する事となって別れるのです。 別れた私は一人暮らしと戻るのですが、実家に戻ろうかなって 考えていたのですけれど、やめる事にします。 私は私で一人暮らししようかなって思います。 実家に居ると父親と母親の戯言を聞く事になるので それも嫌なのでやめます。 こうして私は一人で生きて行く事を決意するとありのままで いる事がきっと幸せなのかもしれません。
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