「らしさ」

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悠の先端がグリガリと俺の孔を押す。徐々にこじ開けられている様をありありと感じた。 「うっ…ん、はあっ」 「もう少し、緩めて…っ。今、カリまで入ったから…ここからスムーズに、はいるっ…はず」 悠の額にも汗が浮かんでいた。下半身をそんなに固くしては悠も辛いだろう。それでも俺が痛くならないようにと、我慢してゆっくり挿れているのが分かる。 だから俺も悠を否定することはなく、ひたすらコクコクと頷いた。 「ふっ…く、ん」 ズルズルと、徐々に体内が圧迫されていく。内臓が引きずられるような感覚にひたすら耐えた。今のところ正直気持ちよくはない。 だが、ここで諦めずなんとしても悠と繋がりたかった。 目を固く閉じて耐えていると、ふと尻に悠の腰が当たる感覚がした。目を開けると、悠が俺の顔を覗き込んで優しく微笑んでいた。 「はいっ…たよ、全部。大丈夫、痛くない?」 「あっ、ん…いたくは、ないけど。苦しい」 「そっか、頑張って解した甲斐があった。…ごめん、そろそろ限界。動いていい?」 「いいよ…」 俺が返事をすると、悠の腰がゆっくりと動き始める。ズルズルとカリ首だけ残すように引き抜かれ、入り口をジュプジュプと虐められる。浅い所を擦られているため圧迫感がなく、落ち着いて感覚を味わえ、徐々に快感を拾い始める。 「あっ、あ…んぅ、っ!」 「んっ…浅いとこ、好き?」 「あ、すき…はぁっ、もっと」 「そっか、でもさ、もう少し…深いとこ行っていい?」 そう言うと悠は俺のもう少し奥の方へ侵入した。 まずい、その辺はたしか敏感な「しこり」があるところ…! 「んああぁっ!! あっ、や、だめ! そこ変になるところぉっ!」 気づいた時には遅かった。 悠は暗い笑みを浮かべて容赦なく俺のしこりを擦り上げる。 「あっは! 颯人の弱いとこ、指でもトロトロだったのに、俺ので擦ったら、どうなっちゃうんだろうね」 そのままゴリゴリと止めどなしに突き上げられる。
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