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あとがき
最後まで「海月」を読んでいただき、本当にありがとうございました。このような急な完結で申し訳ございません。
ですが連載を始めてから1日も欠かすことなく投稿できたのは、一重に皆様の応援のおかげです。そんな皆様に感謝いたします。
そもそも私がこの作品を書いたきっかけは、極めて単純なものでした。昔から本とBLが好きで、何か書く気持ちはあるものの、一歩をなかなか踏み出せないのが私でした。そんなときに背中を少し押してもらうつもりで「診断〇ー〇ー」のお題で書いた短編が「海月」です。
短編バージョンの「海月」を書き終わった後、私情により執筆活動ができなかったのですが、大きな試練を乗り越え時間ができたので連載を始めました。
暇だしもう一度書いてみよう、そんな気持ちだったのです。
また、長期連載の経験がなかったため初期の方はかなりストーリーが散らかってしまいました。そこは大きな反省点です。他にも個人的な反省点は沢山あります。
もう少しキャラクターの魅力を掘り下げればよかった。時系列が分かりにくかった。主人公が安定しないなど、挙げればキリがありません。
特に、雅樹に関してはとても可哀想な扱いになってしまったと反省しています。皆さんの雅樹に対する優しいページコメントはありがたかったと同時に、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
きっと颯人への愛情が一番深いのは雅樹です。
ですが、颯人の恋人から一番遠い存在も雅樹です。
兄弟という設定ゆえに、非常に報われないキャラになってしまいました。話の展開でなんとか雅樹を救えないものかと何度も考えましたが、無理でした。ifストーリーも考えましたが、現実で結ばれない雅樹のことを思うと、余計に可哀想なので筆が進みませんでした。「海月」を通して、私が一番考えたキャラは雅樹でした。
この後いい展開を思いついたら雅樹が主人公の続編を書くかもしれません。
また颯人も悠もブレブレのキャラでしたね。颯人は強気無自覚美人を意識して書きましたが、うまくいった気がしません。悠に関しては、当初のヤンデレ設定どこ行ったんでしょう。ただの溺愛攻めでした。ヤンデレを期待した方、申し訳ございません。タグ詐欺ですね。ヤンデレタグ、外そうかな。
それにしても悠は私自身まったく掴めないキャラでした。
さて、この後の展開についてお話しします。
今のところ遊佐先輩主人公の続編と、雅樹の続編を考えています。
颯人への想いは報われない遊佐先輩でしたが、実は遊佐先輩を愛してやまない人物が一人います。その人物は幼い頃から遊佐先輩を知っており、例え遊佐先輩から邪険にされようと愛しています。
ここまで言えば相手は誰だかわかるかもしれませんね。
当初は「海月」の連載が終わってからすぐに続編を連載しようと思っていたのですが、少しやりたいことができました。
よって次の連載がいつになるかは未定です。ですが続編を書こうとは思っているので、その時はまた読んでいただけたら幸いです。
では最後になりますが、ここまで読んでくださり本当にありがとうございました。楽しくて、少し辛くて、それでいてあっという間の連載期間でした。
続編もよろしくお願いします。
皆様の毎日が少しでも豊かなものになりますように。
2020.9.6
セルバ
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