まさかの合同練習

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氷室がチャックの割れ目から手を侵入させる。そのままスラックスがずり下ろされた。 ただ、焦る。 このままだとどこまで氷室がやるつもりなのか分からない。 でも… 「抵抗しないの?」 氷室のその言葉に俺はキッと睨みあげた。 抵抗、できないんだ。 怖くて、パニックで、身体が動かない。 力を入れようと思っても金縛りにあったかのように指先がピクリとも動かない。 その事実にますます焦り、動けなくなる。 遂にスラックスが爪先から落ちた。 埃の積もった床に、パサリと力なく落ちる音がする。 冬の冷たい空気が、俺の生足を刺した。 「いつ見ても綺麗な脚だよね。外で練習してるとは思えないくらい真っ白」 そう言いながら氷室が俺の太腿を摩る。 その手は段々上に上がり、遂に中心の周りを指でゆっくりなぞっていく。 こんな状況だというのに、俺の中心は熱を持ち始めた。 「無理矢理されてるのに感じちゃうんだ。…もしかして淫乱なの?」 「ちっ、ちがう!最近抜いてなかったから…っあ」 俺の言葉を氷室は笑いながら聞いている。ここまでされて抵抗できないのが屈辱的だった。 氷室が遂に俺のパンツに手をかける。 「やっ、やめ…それだけはっ」 「ごめんね、可愛い蒼井の頼みでも聞いてあげられない」 氷室はそう言うと無慈悲に一気にずり下ろした。
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