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蒼井side
氷室の力に対抗できない俺は、されるがままになっていた。
もはや疲れ切って抵抗する力もない。
氷室は何が面白いのか、俺の乳首を舐めまわしながら俺の尻を揉みしだいている。
その手が尻の窪みにそっと触れるたび、身体がビクッと震えてしまう。そんな俺の様子に気づいて氷室はクスクス笑う。
「怖い?」
「…」
「大丈夫だよ、俺のは確かに少し大きいけど絶対痛くしないから。デロデロのトロトロになるまで念入りにココを解して、最高に気持ちよくしてあげる」
「…冗談だろ、痛いに決まってる」
「試してみる?」
氷室の指が俺の蕾をクッと押す。
あともう少し力が強かったら入ってしまうのではないかと思った。
「大丈夫だよ、もっともっとって言わせてあげるから。…蒼井はただ俺に流されればいい。何も考えなくていい。全部俺がやったことだ」
氷室が唇がつきそうなほど顔を近づける。
「いくら気持ちよくても、蒼井は悪くないんだよ。罪悪感なんて感じなくていいから」
「…」
「全部、俺のせいだから。だから、だから…ね」
そう言って氷室は懇願するような目を俺に向けた。
「俺に…流されて」
ああ、結局こういうところで氷室は俺に甘い。
全部氷室のせいにして、俺が何も悩まなくていいようにして、ただ俺を快楽に流そうとしている。
無理矢理奪おうと思えば奪えるのに。
こんな状況になっても俺の気持ちを考えてるのかよ。
お前は…どれだけ…。
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