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「ダメですよ、誉さん。ちゃんと、俺の名前を……呼んでくれないと……っ!」
言葉終わりと同時にズンと力いっぱいに突かれた。嵩を増した剛直が熟れ解れた肉道をぐうっと、開いてくる。
「あっん、路成さ……強い……っ、ぁああ、んっ!」
誉は一際喘いで、指先でシーツを引っ掻いた。薬指のリングが光る。白い臀部には藪中の逞しい股関節が捻じ込むようにしてぶつかった。みっちりと合わさった結合部からは、最奥で放たれた白濁の精と誉の蜜液が混じって溢れていた。抽挿の動きと共に引っ切り無しに鳴るのは粘ついた泡音だ。
「そう、もっと俺を呼んで……ああ、奥がもうグズグズだ……凄い事になってる」
ここで藪中が動きを変えた。腰を大きく回しながらの律動を行ったのだ。凄まじい硬さを誇った竿肉によって臍裏がゴリッと、擦られた。
「っんぁ、そっ、それ、ダメです! 嫌、わた、私っ……はっあぁぁ……ぅっ、ん!」
敏感な粘膜がどんどん捏ねられいく。強すぎる性の摩擦だった。脳内に星が飛ぶ。誉はしなやかな背を反って盛大に啼くしかなかった。
「何がダメなんです? 嫌って言われても、誉さんの中ってね……誉さんが思っている以上にエッチなんですよ。ほら、もっと奥に挿入てあげますよ」
「っ――ひ!? ……あぁっぅ……ん!」
背後から覆い被されられた。体重を受けた誉の身体がマットレスへと沈んだ。支えていた膝の力は抜け、完全にうつ伏せ状態となった。それでも藪中は抜き差しをやめずに、誉の下腹を掌で厭らしく撫で繰った後、卑猥な台詞を耳元で放ってきた。
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