腐った女の心の浄化

飲み会で出会った既婚者銀行員・・前編

友達の付き合いで人数合わせの飲み会。
まったく気持ちは乗らなかった。

まぁ、ただでお酒飲めるなら。そんな気持ちで参戦。

スーツ姿で3人の男性がすでに1,2杯飲んでいた。
「はじめまして！」
とてもさわやかなイメージではあったけど、こなれてる感じが気になる。

年齢などを聞かない。
女性に対して敬意なのか、ほめてくる。

話を聞くと付き合いなどで毎週のように女の子と飲んでいるらしい。

あーーー。

はい、終了。

こいつら自分たちは誠実だ！って見られてると思って
今まで軽い女を散々食いあさり、自分たちはイケてるんだと勘違いしている。

ここまでわかるのに、時間はそんなにかからなかった。
30分程度だろうか、順番に男性軍が席をたつ。
トイレだのいうけど、スマホをいじりだすあたりで、だれがどの女とかいってるんだろう。

男性が一人トイレから帰ってきた。
対面で座っていたのに、隣に座ってきた。

はい、ビンゴ。

距離も近い。
フォーメーション開始なんだろう。

この男性メンツ、ちなみにみんな既婚者。
奥さんのことをさげすみ、〇〇ちゃんみたいはホント可愛いだの。

自分会社でこんなことしてる。
車は何を乗っている。

はい、でたーー。
自分いい男ですよアピーール。

連れの人数合わせ。
相手に変な態度をとるのも、男にじゃない。
友達に悪いので、男の馬鹿な自慢にのっかり、キャバ嬢状態。

お酒も進み、二次会の話に・・。

私は役目も終えたし帰ろうとすると
「え？帰るの？！」

「うん、もう帰るよ？」

大体の女は二次会にいつもついてきてたんだろう。

私は役目を終えた。
もう一人の友達は最初の段階でタイプじゃないだろし、一緒に帰るつもり。
幹事の友達は、最初から相手は決まっていて別行動決定。

残りの男二人が想定外の展開に緊急会議をしている。

そんな珍しいことなのか？
こいつら今まで全勝だったのか？！

まぁ、飲んでいる段階で、今までのお持ち帰りは全部20代だったらしい。
銀行員でそこそこ金もある小ぎれいな感じでワンチャン気分だったんだろう。

作戦会議も終わったのか、男の一人がこっちにきた。

「あの・・・ホテルいきません？」

あほや。

もっと言い方あるだろ。

こいつらあほ過ぎる。

「あーーー、ごめん、気分じゃないわ」

返しも困るぶっつけのお願いにさらにあほをたたみかける。

「なにもしないから、ホテルだけ行こう！！」

え？そんなに？なら風俗行けよ。
あほや。
自分たちに自信がありすぎて、こんなことで馬鹿丸出し。

萎えに萎え切った私は、それでも無理だというと、
さっきまでおごると言っていたのに

「・・・じゃぁ・・2000円」

は？！やれないとわかったら、たかが2000円の飲み代を請求。
お前らあんだけ自分の素性話してたけど、会社にも家族にも言ってやろうか！！

「2000円？・・あーーーはい。2000円ね」

・・

「いや、うそうそ。大丈夫、ごめんね」

・・くそ。

世界一番心のこもってないごめんねをもらって帰宅しました。

ただ、そいつの根性というかしぶとさたるや
翌日からのLINEでメッセージ。

こんな最悪な奴でもLINEのやりとりから
まさかこんなことになるなんて。