第3話〜作成師【欠陥品】呼ばわりされる〜

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第3話〜作成師【欠陥品】呼ばわりされる〜

☆ 朝10時〜クラカル村中央広場〜 「いらっしゃいませー、ネックレス2つで500A、こっちは解体用のナイフだよー!なんと今なら3本で1000Aだよ!」 そう言って俺はものを売っていく、今日は基本的冒険者向けと女性向けのものを売っていくことに決めていた。 ネックレスなどは女性冒険者と主婦層に人気でもう在庫も残り少ない、だからナイフを主に売っていくことにした。 「お、3本で1000Aか…かなり安いな?なんでだ?」 と言ってやってきたのは商人だった 「あ〜お客さん、自分で作ったんですよこれ」 「これを君が?まあまあの出来だね」 「ど、どうも」 商人だから仕方ないとはいえ、素人に言われると腹が立つな、まあいい、このナイフを売りつけることが出来れば商人に売れたというレッテルが貼れるから何としてでも売りたい と思っていたその時だった 「あ〜商人様!そいつの品はやめといと方がいいですぜ?だってそいつ【欠陥品】っすから!」 とゆってきたのは隣に店を構えていた奴だった。 「ん?なんでだい?何故【欠陥品】なんだい?」 「いやそいつの職業(ジョブ)、ゴミ職ですから!【作成師】!なんでも作れるけどなんでも完璧じゃない、使えない職業ですから!」 そう俺はコイツの言う通りなのだ…【欠陥品】俺がそう呼ばれるのもそういった理由があるからだ……だがしかしこいつにとやかく言われる必要はないのに、ここまで力がないと実感すると改めて思う"悔しい”って 「ほぉ、そうかぁ【欠陥品】だとのぉ」 ああ、せっかく見つけたいい相手だと思ったのに結局無理になるのか、、ほんと理不尽な世界だな そもそもこんなところで武器なんか売る自分が悪いんだ。なんでこんな人生送らなきゃ行けないんだよ。そもそもなりなくてなったわけじゃねえってのによ。神様がいるならなぜ俺みたいな人間作るんだよ、バカなのか?いや、神や世界にも当たってもしょうがないか…ブツブツブツブツ…ブツブツブツ 「……い!…い!…おい!君!聞いているのか?!」 「はは、はい!なんでしょう!」 「聞いてなかったのか?もう一度ゆうよこのナイフ何セットあるの?あるだけ買うからちょうだい」 「へっ?」 今買うって言った?この人。俺の商品を? 「へっ?じゃないよナイフちょうだいって言ってるの」 「は、はい!ただいま!」 よし!よし!希望は薄かった…いや希望なんかもとよりなかったらけど買ってくれた!いつもこんなやり方されて買っていく人なんて誰もいなかった、買ってくれた商人はこの人が初めてだ!これはチャンスだ!ものにしなきゃいけねぇ! 「はい!商人さん全部で15セット!1500Aになります!」 「はい、これお金ね。んじゃねまたいつか買いに来るよ」 そうやり取りが終わり、満足した心持ちでいたその時だった。 「はい!ありがとう…「ちょっと待てよ!」」 「ん?何かね先程の店主さん」 「なんで買ったんだ!【欠陥品】よりうちの方がいいはずだ!俺の商品は【鍛冶師】持ちが作ったやつだぞ!」 「はあ、そんなこともわからないのかね?商人はね他人蹴落としてこそなんぼな仕事だ。でもね、口でわざわざお客様に仰ったり、実力行使に出る人はね屑に成り下がる。思い返してみたまえ?おまえはそれらに当てはまるだろう?つまりおまえはそこの【欠陥品】くんより下だ。商品ではなく、その人間性を直してから物を売りたまえ。まあ、あくまで私の主観の中の話だがな」 と捲したてるかようにおじいさん?おじさん?商人が言う。 「は?!俺がこいつより下?ありえねえよ!」 確かにそうだ、俺は【欠陥品】だ、いくら売れたからと言って人間性抜きにしても商品自体は品質が最低だ。 「そういった所だよ。ありえない、意味がわからない、何故認めない?何故認められない?人に言われてからじゃないと分からないこともある。それをわざわざ言ってあげたのだから罵倒される筋合いは無いはず。むしろ感謝するべきではないかね?」 「て、てめえ!いいかげんにしろよ!殺っちまうぞ!」 そう言って店主は顔を真っ赤にして商品として置いてあった30cm程のナイフを手に持った。 これはやばいと感じた俺は止めに入ろうとしたのだが…… 「あ、ちなみに私の周りには優秀な護衛がいるから気をつけたまえ」 護衛?俺は辺りを見回すがそんな人どこにも見当たらない。はったりか?いや分からない。 「はっ!護衛だって?そんなハッタリ効くわけねえだろ!商品が売れないことはまだしも、そこの【欠陥品】より下は認めねえ!分からせてやるよ!くたばれ!クソ商人んーー!!」 と怒った店主がおじさんに殴りかかっていった。おじさんは真っ直ぐ店主を見てたっている。何もしないつもりか?さすがに危ない!そう思った時には 男は返り討ちにあっていた 「だから言ったでおろう、優秀な護衛がおると。」 そういった商人の前に2人の冒険者が剣をかまえて立っていた ☆☆☆☆ お金の説明です 1A(アルム)=1円 10A(アルム)=10円 100A(アルム)=100円 1000A(アルム)=1000円 10000A(アルム)=10000円 といった至って簡単です
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