司馬朗伝

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裴松之のツッコミ。 註2. 臣松之案:朗此對,但爲稱述卓功德,未相箴誨而已。了不自申釋,而卓便云「吾亦悟之,卿言有意」!客主之辭如爲不相酬塞也。 (訳) わたくし松之が勘案するに、 司馬朗のこうした応対は ただ董卓の功徳を称述しているだけで 箴誨(しんかい)(いましめる)してはいない。 自ら釈言を述べる事もなく ()えているが、董卓はすぐに 「吾もまたそれを悟っておった。 卿の言葉は我が意を得ている」 などと言っている。 客分と主分の言辞が互いに酬いず 塞ぎ合っているかのようである。 (註釈) 裴松之先生から見ても わけわからん会話なのか……。 董卓が責めているんだとしたら 司馬朗は一言も釈明してないの変だし、 割にすぐ言い包められてるし。 やっぱり「負」が 背くの意味じゃないんじゃないの? 董卓は逃げようとした司馬朗に 「お前を息子のように思ってるんだ。 わしのために働いてくれよ」 って言ってるんだと思う。
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