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山「そ、それでは私はこれで失礼します」
陽「えっ、ちょ…」
山田さんが退場してしまわれたぁぁ。
若干引かれたんじゃないかって凄く心配なのだけど…
落ち込んでる俺の身体を後ろのやつが遠慮なくまさぐっている。
こんな朝っぱらから道の真ん中でやめろや!
手を引き剥がそうとしてはみるが、俺は非力。
しかもさっきのヤタと違って相手とはかなり体格差がある。
俺がいくら足掻こうが向こうからすればよがってるくらいにしか見えていないのかもしれない。
陽「やっ、やめろって!」
?「身体は正直なのに口では本当のことが言えないようだな。それとも反抗すれば俺がもっと燃えると知ってのことか?」
陽「ちっがーう!」
俺のムスコが快楽に素直すぎるのは認めよう。
しかし、いくらムスコが『もっとしてー』と言っているからといって、俺の心は山田さんしか求めてない!
とは言ってもどうすれば…
朝だし道だし山田さん家の前だし、流石にそこまでのことはされないとは思うが…
こいつだし、こいつだし、こいつだし…
そもそもすでに割りと凄い光景になってるのでは?
良く漫画にある痴漢モノとか、絶対周りが気付かないとか嘘だろと思うがモブは気付かない。
ここのモブも優秀だ。
さっきより壁寄りで事が行われているとはいえ、俺らなどいないかのように普段の生活を送られている。
えっ、でも山田さんは俺らの状況に気付いて退散したんだよな?
山田さんってやっぱ凄くない!?
そんな山田さんの凄さを実感している間にも俺の身体は弄ばれていた。
そろそろ山田さんのことを考えてる余裕もなくなってきた。
つまりは俺の理性の限界が近い。
誰かヘルプミー!!
陽「…っ、はぁっ……だ、だめっ…ここでは、やめ…っ」
?「まぁ、俺も流石にここでは気がのらないからな」
いや、待て!
めちゃくちゃノリノリでいらっしゃいますよね?
めっちゃ自身の昂りを押し付けていらっしゃいましたよね?
何はともあれとりあえず山田さん家の塀を汚すことは何とか避けられたらしい。
しかしまだ全然助かったわけではなかった。
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