再会2

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再会2

大広間に行くと男子がいるせいか、いくぶん落ち着いて感じた。うん、やっぱりこれだな。もう35歳だよ。あまり、ぎゃーきゃーもね。10年前と変わらないし…、もっと落ち着かないと…麻衣は思った。 ゆりと一緒に受付を済ませた。 「準備いろいろありがとうね」ゆりが受付の美智子に挨拶した。同じ言葉をかけるわけにもいかず、言葉を考えていると、麻衣は完全にタイミングを逃した。何も言えなかった。 ゆりはいつもスマートだ。気遣いも自然だ。ゆりってすごいなー、改めて尊敬した。 でも、自分に残念がってるわけにはいかない。麻衣は今日の同窓会を満喫しようと気持ちを切り替えた。
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