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「えーと、D列の15…」
チケットを見ながらたどり着いた自分の席
座って横のホルダーに飲み物を入れる。
携帯の電源を切ろうとして…ふと、隣から視線を感じる。
隣の席の女性がこちらをジッと見ていた。
年格好から女子高生か女子大生か、髪はクルクルと巻かれたロングヘア、バッチリと化粧をしていて、アクセサリーも服もセンスが良い。
あれ…？
どこかで見たことあるような…
「灰沢くん…？」
その声は…！
「早川さん！」
同じ高校の早川緑さんじゃないか！
「いや、私早田だけど。」
訂正 同じ高校の早田緑さんじゃないか！
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