恋人が欲しいという欲望

出会い

「いや〜あのラストは許せなかった。」

「そう？俺はあの長さの原作を上手いことまとめたと思うけど…」

「論外！キャラクターに愛着が有ったらあの結末にだけは絶対ならないはず。」

話しているうちにわかったのは、どうやら俺たちは相当趣味が合うらしいということだ。

好きな歌手、好きなゲーム、好きな小説…

「このスマホゲームやってる？」

「めっちゃやってる！バリバリやってる！」

「じゃあフレンド登録しよ！」

色々なことを話しているうちに、あっというまに時間は過ぎていく。

「やっば！そろそろ帰んないと。」

「もう18:00じゃん！ヤバ…」

会計はきっちり割り勘で済ませて、店を出る。