事例1: 女子専門学校生のケース

10/13
前へ
/23ページ
次へ
「どんな?」 「なんか、『若々しく』撮れたり、『大人っぽく』撮れたりする機能」 「なにそれ、私撮ってこようかしら」 「ママは別にそういうの今必要無いでしょ」  口をへの字にする母。  たしかにそうだけど、という気持ちにはなっているらしい。  それを敢えて言わないあたり、娘の言葉にある程度納得をしてもいるらしかった。 「で? それ使ったの?」 「うん……」 「何よ。全然だったの?」 「そうじゃなくてさぁ」  言いながら彼女は、小学生が写っている写真を母に見せる。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加