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公的な資料にも貼ったりするようなモノに対して、新感覚という表現は当てはまらないような気がした彼女だった。
が、そんなことを気にしている場合ではない。
履歴書が必要なのは明後日だ。
明日は別の用事があり、丸1日を費やす可能性もある。ようやく見つけた写真機。
この機会をみすみす逃すわけにはいかなかった。
「なんでもいいや」
とにかく、写真が撮れればそれでいいのだ。
彼女は撮影ブース内に飛び込んだ。
正面タッチパネルを操作し、サイズや枚数などを設定していく。
インターフェイスは比較的洗練されているようで、途中操作に迷うような事はなかった。
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