事例1: 女子専門学校生のケース

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 公的な資料にも貼ったりするようなモノに対して、新感覚という表現は当てはまらないような気がした彼女だった。  が、そんなことを気にしている場合ではない。  履歴書が必要なのは明後日だ。  明日は別の用事があり、丸1日を費やす可能性もある。ようやく見つけた写真機。  この機会をみすみす逃すわけにはいかなかった。 「なんでもいいや」  とにかく、写真が撮れればそれでいいのだ。  彼女は撮影ブース内に飛び込んだ。  正面タッチパネルを操作し、サイズや枚数などを設定していく。  インターフェイスは比較的洗練されているようで、途中操作に迷うような事はなかった。
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