夏海の誕生日

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試合が始まった 夏海は 中盤で ボールをもらい パスを出した後 前へ走り パスをもらい ミドルシュートを打つが ゴールの横へ逸れる 「おしい 夏海 見るたびに上手くなってるよな」 「頑張ってるね」 前半の30分が終わり 1 - 1 後半が始まった 夏海が大きく蹴り ゴール近くにボールをあげる 前に居る 味方にパスが通り シュートを決める 夏海がこっちを見たから 親指を出して グッジョブ!! としたら 笑顔を見せてくれた 「夏海 亜紀子に似てきたよな」 「そう?」 「うん 性格は 亜紀子は可愛いくて 夏海は男前やけど」 「今も思ってくれてる?(笑)」 「いつも可愛いと思ってるよ」 「ふふっ(笑) ありがとう」 センターサークルから 相手チームがボールを蹴って再開する 相手に攻め込まれて ピンチだ 頑張れー シュートを打たれて ヤバい キーパーが止めて 味方がパスを繋げて 夏海にパスが繋がり サイドに パスを出し 夏海が前へ走る パスをもらい 右に振って ドリブルして シュートした ゴールの右隅に決めて 「よし」 自分でバースデーゴールを決めた 試合は 3 - 1 で勝って クールダウンをした後 ミーティングが終わり 私達の元に 夏海が来て 「夏海 ナイスシュート」 ハイタッチをした 車に乗り 「夏海 1試合目は どうだった?」 「1アシストで 3 - 2 で勝ったよ」 「夏海 凄いなぁ めちゃくちゃ上手くなっててビビったよ」 「明日も試合があって 8時集合で 9時キックオフ」 「明日 6時40分出発で行ける?」 「送ってくれるの?」 「うん」 「ありがとう」 亜紀子 「夏海 先週ケガした所は?」 「うん 大丈夫」 「良かった」 「あっ 今日は 膝から血が出たぐらい」 「今は 止まってる?」 「うん」 「帰ったら 消毒するから見せて」 「ママは マネージャーだけあるね」 「そう?」 「後ね 1試合目終わった後 スカウトの人が来て 名刺渡された」 「「えっ」」 夏海は 上手い子達しか行けない地区トレセン(トレーニングセンターに召集されたメンバーのこと)へ行ってて まだまだ上には上手い子が沢山居るけど 努力を惜しまず 毎日 リフティングや 体幹を鍛えている 亜紀子が名刺を見て 「夏海は この学校へ行きたいの?」 「うーん どんなとこか分からないから」 「またゆっくり話しよう」 「うん」 5時過ぎに家へ着いて 夏海がシャワーをしてから みんなで 回転寿司へ
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