欲しがりの子

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欲しがりの子

一人目の神様は、とても大きな世界のとても裕福な家に産まれた、とても幸せな女の子。 女の子が望めば両親はなんでも買い与えた。 女の子はただ「アレが欲しい」と望めばいいだけ。 手に入らないものは一つもない。 女の子が成長すれば望みも増した。 女の子の両親は望みの多さに頭を抱える。 ある日女の子は言った。 「世界が欲しい」と。 女の子の両親は耐え切れなくなった。 そして、ついに『自殺』。 「お母さん、お父さん。はやく世界を頂戴よ」
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