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小説家の伊門冬は「そして、私は叫んだ。」と最後に書いてペンを原稿用紙の上に置いた。
そして、お手伝いの成田が入れたコーヒーをすする。
成田は「コーヒー豆新しくしたんですがどうかな?」と聞くと伊門は、毎日家の中でも首に巻いてる白いマフラーを触りながら、グットと指を立てる。
それを見た成田は「よかった!」と小さい声で言う。
伊門はコーヒーを飲んでのんびりしていると、家のインターホンが鳴り成田が玄関へ向かった。
成田と一緒に来たのは図体がでかい出版社の木田だった。
木田は図体だけでなくて声も大きく元気な人だった。
木田は「おはようございます。」と言ってから「今日は皆さんに大事な話があって参りました。」と言うと成田が「どうしたんですか?元気がないですね。」と聞くと木田はしょんぼりして「実は…成田さん。今までお世話になりました。私、実は小さい会社に異同になるかもしれないのです。なので、先生の担当も外れるかもしれないのです。とうつむいて話す。
伊門はそれを聞いても何も言わずに外を見ていた。
かわりに成田が「それは残念ですね。」と言う。木田も「本当です。」と元気なく言ってソファーに座りこんだ。
そこに、また家のインターホンが鳴り成田が玄関に行き一緒にリビンングニ入ってきたのは刑事の金村光だった。
金村は元気よく「おはよう!」と挨拶をする。
でかい声とテガイ伸長と長い顔が特徴の金村は今日も多分事件を持ってきた。
金村はソファーに座っている出版社の木田を見て「おう!大仏元気か?」と聞くと木田は何も言わずただ一点を見つめていた。それを見た成田が「今はちょっと、」と言うと金村が「どうしたんだ?何かあったのか?あいつが元気ないと張り合いがでないぞ!本当に大丈夫か?」と言うと、やっと口を開いた木田は「今まで皆さんにお世話になりました。金村さんも…また、後で引き継ぎのことを話しに来るのでそれではお元気で…」と言って帰って行った。
金村は「アイツ本当にどうしたんだ?」と成田に聞くと「木田さん。他の会社へ異同なるらしんでそれで、担当を外れるかも知れないと落ち込んでいたんですよ。」と答えると金村は「それでか!」と言って笑って「まぁ、おとなしいほうがいいな!じゃあ、さっそく事件を聞いてくれるか?伊門!」と言うとさっきまで、木田が座っていた温もりあるソファーに座って話すと伊門も「いいよ。」と小声で答えた。
事件内容!
事件は通り魔!
最初の被害者は、中村守(23)会社帰りに何者かに背中を刃物で刺されて後に死亡した。その時の目撃者もいなくて防犯カメラもなく手がかりもない。
その事件の二日後またしても起きた!
被害者は矢野義也(19)この人も会社帰りに背中を刃物で刺されたが、命は助かり今も入院中だ。
犯人には心当たりはない。
その時も目撃者がいなかった。
そして、5日後3人目の被害者が出た。
田村かなえ(29)でこの人も帰り道に背中を刃物で刺されて大量出血で亡くなった。
この通り魔連続事件はまだまだ続くと思い伊門冬に協力を求めてきたのである。
金村光は事件の話し終えると、伊門は黙っていた。
金村は「何か聞きたいことはないか?」と聞くと伊門は「仕事は皆、何してたの?」と聞くと「いや、被害者みんなバラバラだよ」と言って被害者の仕事を説明したが伊門は関係ないのかスルーした。
伊門はコーヒーをすすり「他に共通してることはない?何かの会員とか?」と聞くと「それはまだ何も出てないな。少し調べてるよ。」と言って出ていった!
伊門はまた、コーヒーをすする。
次の日、成田に刑事の金村光から電話がかかってきた。
伊門が聞いた被害者の共通点を見つけたという電話で3人ともネットの結婚相談所に会員登録していたという。
そこには3人のプロフィールなど載っていて高い登録料と月額日などを払うと見ることができた。
金村はそこのスタッフに聞き込みをして情報を得た。
会社事態はちゃんと事務所も構えていて怪しいところはなかった!
3人はこの結婚相談所「happy」に登録してるとの共通点だと伊門冬に伝えられた。
伊門冬は、自分の首もとの白いマフラーを触りながら黙っていた。
次の日、4人目の被害者が出た。
刑事の金村光は朝から来て「伊門!また、被害者でたよ。仲間ユキさん(37)この人も仕事帰りに背中を刺されて、今は昏睡状態だよ。どうにかしてくれよ。」と少し泣きべそな顔をする。
コーヒーを飲んでいた伊門冬は「答えは出てるよ。ここからはオラノ妄想推理だけど聞いてくれるかい?」と言うと金村は「聞くから言ってくれよ。」と早口に言う。
伊門冬は、説明を始めた。
「今回の事件では、共通点がいくつもあることだね。刃物、帰り道、結婚相談所、それと皆さん年齢が素数になってること。まぁ、素数の説明は割愛するね。なので、犯人は…………結婚相談所で働いているスタッフの歳が素数の人で昔から数学が好きな人など大学の選考が数学などだと思う。それで、もし次の被害者が出るととしたら年齢が、41.43.47.などの人だとおもうよ。その結婚相談所の会員数あまりいなそうだから絞り混むのは簡単だと思うけど。あとは、マークしてれば被害者も出なくて犯人も捕まると思うけど。」と説明すると金村は「そうか。なんか、意外と簡単な話だな。さっそく当たってみるよ。」と言って出て行った。
後日、金村が元気よく伊門冬の家に来て報告をしにきた。「おはよう!」と言うと先に来てソファーで目を瞑って黙ってる木田を見て「おう!大仏も来てたのか?お前残念だな。異同なんだって?」と半(笑)に言うと木田は黙っていた。
金村は伊門に「おい!伊門、犯人捕まったよって言っても新聞で見たか?伊門が言ってた通りに結婚相談所のスタッフの女(53)だったよ。犯人の目星がつかないから次の被害者を予測してマークしてたら犯人現れて逮捕ってわけよ!人を襲った理由は羨ましかったとかなんとか!あとは、私はスパイである組織から頼まれたとか、まぁ、とにかくよかったよ。」と言うと伊門は組織に反応して「組織?名前は?」と聞いてきた珍しかった。金村は「いや、そこまでは」と言うと伊門は「そうか、」と言う。
金村は首を傾げて、木田に目をやり「大仏!お前も達者でな。」と言うと木田がいきなり「何をさっきから、私はどこにも行きませんし、逆にまた、あなたの顔を見ないといけないと思うと震えがとまらないです。」と身震いのジェスチャーをする。金村は「そうか!よかったな。」と笑っていう。
その争いを聞いていた伊門が小声で「よかった。」と言うと木田が近づいてきて「先生!私もですよ。これからもよろしくお願いします。それでは!」と言って帰ろうするとまた、帰り際に金村に「先生の邪魔だけはしないでくださいね。」と言って指を指して帰って行く。
そのあとに、金村も帰って行った。
ずっと、窓を見ていた伊門は成田に「さっき、そこの公園で子供が持ってた風船飛ばされて木に引っ掛かって、取れてよかったよ。」と嬉しそうに一方的に話すと成田が「そのことか!良かったって」と笑って言う。
伊門冬はコーヒーをすすりまた、窓を見た。
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