0人が本棚に入れています
本棚に追加
「しーずーくー!」
「わぁったから! 2分待って!」
俺は、部屋の外でドアをノックする母さんに返事をした。
春休みの今なら、邪魔されないかと思ったのだが……。
いや、明日は母さんは仕事だから、大丈夫だろう。
「っしぁ! まずは1勝!」
この最高の出だしから、俺は連勝を稼ぎたかったのだが、そうもいかない。お昼を食べないと怒られてしまう。こんな時に説教でゲーム時間が削られてたまるか!
俺はとりあえず携帯を置き、部屋をでた。
昼飯に冷凍食品のチャーハンを食べ、急いで部屋に戻る。
この時間およそ20分。
「よし、試合再開!」
俺はベッドの上で胡坐をかくと、ゲームを再開した。
最初のコメントを投稿しよう!