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イベント最終日までは、母さんは仕事だったため、特に誰に邪魔されることもなった。
残るは今日、イベント終了までの残り数時間。
俺たちは余裕で1位を走っていた。
油断した隙に落ちないとも限らないので、俺たちはポイント稼ぎに精を出していた。
それなのに、ピンポーンとインターホンのなる音が聞こえた。
誰だよ、幻聴じゃないだろうな。
俺は仕方なく、マッチングを中断した。まだ試合は始まってないから、セーフだ。
俺はクマのできた顔で部屋を出る。
母さんは買い物に出かけていて、今は家にいない。
そういえば、出かける前に郵便がなんたらって言っていたっけ。
「はーい」
「郵便でーす」
案の定郵便だった。
俺は適当に返事をすると、顔を洗って玄関に向かった。
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