第2章

4/4
前へ
/20ページ
次へ
それから2人は冒険者ギルドで休息をとり、ドラゴン討伐の報酬を貰うと、新たなクエストを受けてまた草原へと繰り出した。だが、その途端ハルカの足が止まる。 「どうしたのハルカ?先に進もう?」 「…いいや」 ハルカは少し迷う素振りを見せたが、勢いよく頭を下げた。 「悪い、ヒナノ!少し…これからの冒険について、考えたい事がある。今日の冒険は終わりだ」 「…えっ?ちょっと待ってよ、なんで!?」 「すまない。じゃあな」 そう言うと、ハルカは魔石のチカラを発動させて、光の中に消えた。1人残されたヒナノは、呆然として草原の中で突っ立っていた。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加