現代むかし話1 ヘンゼルとグレーテル

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現代のある所に、ヘンゼルという、たいそう頭脳明晰な少年が住んでおりました。 特に化学にかけては天才的とまで言われ、13歳にして国際化学オリンピック金メダル、自宅には手作りの実験室をかまえ、日夜実験に励みます。 そこで得られた知見をネットに発表すれば専門家も驚くほどで、将来はノーベル化学賞も期待といわれるほどでした。 そして、彼にはグレーテルという妹がいました。 彼女はいつも実験室で彼の研究を助手として手伝います。 そして二人はどこへ行くのも一緒。 兄は妹を信頼し、妹も兄を尊敬する、とても幸せな家庭の中のよい兄妹でした。
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