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「おや、ここらで評判の秀才少年と妹さんにおいでいただけるとは光栄だね。どうぞお掛けなさいな。今新しいクッキーが焼けたところさ。」
そして二人は、背もたれに手製のレースのかかったかわいらしい椅子に掛け、出された紅茶を飲み、クッキーを食べました。
「これらのお菓子はすべて手作りで作っておられるんですよね。」
ヘンゼルがたずねます。
「もちろんさ。そうして心を込めて焼いたものが一番いい味が出るってのがあたしの持論だからね。どうだね、お味は。」
「はい、とてもおいしいです。」
「そうかい、気に入っていただけて光栄だよ。」
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