素晴らしい悪夢

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まるで3分クッキングで、 できあがったのがコチラですと言わんばかりの、 出来上がりのおぞましい料理がすでに完成されていた。 剥き栗のようになったその食材たちは、 決して食をそそるようなものではなかったが、 ソレを手づかみでガツガツと喰らいつく祖母が、 子供を盗って食うような鬼婆の姿に見えた。 父はただ黙々とそれを食していた。 そのうち2人の周りには、 薄くキラキラした膜のようなものが現れた。
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