tapiocapudding

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すれ違う自転車の女子高生の二人組は、今日もお喋りに夢中で鳥がさえずってるみたいにキンキンと朝を明るくしていた。 おじいさんのマラソンランナーは信号待ちで足踏みを繰り返して体を温存中。 知らない人なのに、毎朝見てるせいかちょっとした顔なじみ気分になる。 コンビニでサンドウィッチとカフェオレを買った。 今日のレジの担当は吹き出物大魔神じゃなかった。 代わりにいたのは、お昼に現れるクルクルパーマのおばちゃんだ。 お礼を言って外に出た。 道路の向こう側には、四角いオフィスビルが立ち並んでいて、次々と吸い込まれていくような人の流れが見える。 私も今からあの中に紛れ込みます。 眺めているとなんだか会社が掃除機のように見えて、自分がいらないものみたいに感じた。 さて、今日はどうやって乗り切ろうかと作戦タイム。だけど、まあなるようになるかと諦めて、道路を渡った。 こうして、また朝が始まったと実感するくせに、新しい一日のくせに、変わり映えのない色を映し出している。 私はそんな日常の安心と退屈の間にちょこんと座り込んでるんだ。
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