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「水谷さん、ご飯でも行かない?」と、金子さんに誘われる。「用事ないんでしょ?」と、もう一押しされるので頷いた。
谷さんは、まだ仕事かな。
廊下を歩きながら、ドアを見ると広重くんが出てきて、思いきり目が合った。
「お疲れ。帰り?」
「うん。帰り」
「これからデート?」
「まさか、金子さんとご飯」と隣にいる彼女を見る。
「あっ、友達って金子さんか。じゃあさ、今日、来ればいいじゃん?」
「今日?」
「村上にこの前、誘われてない? みんなで、飯食おうって。もう少しで上がれると思うからどう?」と言うと、金子さんが頷くので、私も行くことにした。
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