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何処かのホテルの一室 ベッドの上で乱れ合い絡み合う二つの影 頭の上の位置で両腕をネクタイで縛られ抵抗出来ずに 止めて、止めて、と何度も泣きながら懇願していた。 上にのしかかる男は腰を突き上げながら悦に浸っている 本来、排泄する為の場所に受け入れる筈の無い所に男のモノが挿入され最初は異物感と痛みがあったが何度か突き上げられる度に少しづつ快感が訪れ始めた。 「も、む・・・ッ・・・リ・・・」 「身体は気持ちいいって言ってるぞ。  お前の身体はホント正直だな。気持ちいいもんな」 男は嘲笑いながら苦しそうに喘ぐ男性に何度も腰を打付け、前立腺に押し当てると一際高い声で喘ぎ鳴く声が部屋に響く 精液で乱れ汚れたベッドのシーツ。 性情の匂い。 喘ぐ声。 男性は何日もここに監禁されて屈辱を受けながら 抵抗できずに拘束され精神的にも体力的にも疲弊し男に成されるままとなっていた。 「ぁ、・・・・・・んッ・・・ゃ、・・・イ、ク・・・」 「・・・クッ・・・・・・まだ、イカせねーよ」 男はそう言って男性の中心の根元を何かの紐で縛って射精を止め精を吐けずに苦しそうにする姿に興奮を高めていく。言いなりとなる男性に支配欲求が満たされ恍惚な表情で見下ろしていた。 ────────────── スマホにメッセージが届く メッセージの送信者を確認すると久我 直人は一瞬固まる。と内容を見るのに開く為に画面をタップした。 メッセージが送られて来た相手は葵だ。 高校卒業の時に親友だった彼に今までの想いを告白しフられて以来、お互い何だか他所他所しくなって交流が遠のいてしまったが葵に恋人が出来、その恋人と婚約したと聞き、未だに忘れられない葵に諦めようと直人は距離を置くのに葵と連絡を絶って以来ここ2年程、音信不通なのだ もう結婚すんのか? そう思いメッセージの内容を確認するとそこには たすけて 画面にその文字が記されていた。何があったのかと思い電話をかけるが繋がらず、不安になり葵の友人に聞き込みするが彼らも葵と連絡取れていないと言われた。 葵には両親が高校の時に他界していたので頼る親戚も少なく、その少ない親戚にも葵の事で連絡を取るが、ここ1年程連絡来てないと言われてしまい、葵が勤めていた会社に葵の事で連絡すると 〘羽柴は無断欠勤が1年程続いていて連絡が取れず  こちらも困っていましたが無断欠勤が理由で  半年以上前に解雇となっております〙 電話口でそう言われてしまい葵への連絡手段が無くなったとそう思ったが、葵の婚約者にコンタクトを取るのに葵と共通の友人である人物にその人を連絡を取ってもらい、本日会う予定の大通りにあるカフェに向かう途中である。
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