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最初に会った時、まるでお姫様だなんて思った 作り物のようなぱっちりとした目 スタイルが良くて頭も良かった 性格は一見おっとりしていてだけど芯がしっかりしていた 自分の意見は迷わず言えて、案外攻撃的なんだなとか思った 世の中は思い通りにいかないはずなのにそこだけ風車のように穏やかに、止まることなく回っていた あなたは僕に友好的だった だけど決してあなたと僕は相いれなかった そんな風に感じたのは僕だけかもしれない 僕がひねくれすぎているのかもしれない
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