テスト返し

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ということで昼休憩。 コンコンコン。 「失礼します。1年3組の滝田です。宮野先生いらっしゃいますかー?」 私は宮野先生にテストの結果を報告しにLL準備室に来ていた。 「・・・はーい。どしたのー?」 「・・テストの結果報告しに来ました!」 「おー!いらっしゃい。どうだった?」 「・・・・なんとですね!・・・・・99点でした!」 「・・・うん?・・・ごめん、もっかいいって?」 「・・・・なんとなんと、99点でした!」 私がもう一度そういった瞬間宮野先生はぱあっと花が咲くような笑顔を浮かべた。 「・・・えー!!すごいじゃん!よく頑張ったね!」 そして、私の頭をよしよしと撫でる。 「・・・えへへ。・・ってことで!下の名前呼びですよ!」 「・・わかってるよ、・・・こずえ。」 「・・・あぅ。・・・宮野先生、好きです。」 あれ、宮野先生の顔がさっきより少し赤くなった気が・・・? 「・・・・きゅ、急にどしたの。」 気のせいかなー? 「いや、なんか、言いたくなったので・・・。」 いやー、ちょ、ちょっと名前呼びを勝ち取ったのが嬉しすぎて・・・。つい本音が・・・。 「・・んー、そっか。・・こずえ、それ、私 以外にいったらダメだからね?」 そんな私に宮野先生はこてんと首をかしげながら、苦笑した。 まって。なにそれ可愛い。 「・・かわ。・・・先生、可愛いですね。」 「・・ねぇ、ほんとに今日どうしたの?」 「・・いやー、テストの点が嬉しすぎてテンションがだいぶんおかしくなってるんですよー。・・・あ、もちろん言ったことは本心ですよ!」 私がそういうと宮野先生はため息をついた。 「・・・はぁー、もー。人の気も知らないで・・・。」 「・・・・・・?」 「・・・あー、いや、なんでもない。・・それにしてもよく頑張ったねー。99点ってなかなかとれるものじゃないよ。」 「・・自分でもびっくりしてます。」 「・・え、どこ間違えたん?」 「えっとですねー、三人称単数のallowだったかな?のとこにsつけ忘れてたんですよー・・・。」 「うわー。惜しかったねー。」 「・・むっちゃ悔しいです!」 「ま、そういうときもあるよ。次は気を付けんちゃい。」 「・・はーい。」 「・・・こずえ、放課後またこここれる?」 宮野先生が急にそう聞いてきたので私は少し考える。 といっても部活とかに入っているわけではないので、特に用事はないんだけどね。 「・・余裕でこれますよー!」 「じゃあ放課後またおいでー。ごはん食べんちゃい。」 宮野先生がちらりと時計を見たので、つられて私も時計を見る。 時計の針は1時10分を指していた。 「あ、確かにもう帰らないと・・。じゃあまた放課後に。」 「・・・はーい。」 「失礼しました。」 私がそういうと宮野先生が手を振ってくれた。 それに手をふりかえしながら、私は準備室を出た。
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