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シンちゃんは、ツーブロックの髪をかき上げて喋り始めた。
「香蓮の投稿見たらさ、ここに居るって書いてたし?」
香蓮がSNSにあげた画面を掲げる。香蓮だけじゃなく、わざわざパフェにパクついている梨花や凛子にも見せてきた。
梨花はともかく、凛子も、どう反応していいのか分からなかった。
「それよりさ。俺、今日は、もう仕事終わりなんだよね。なんか食いに行かね?」
今まで巨大パフェを食べていた相手に言う台詞とは思えない発言で、梨花は思わずパフェを食べる手を止めた。
「ホントに? 行く行く。パフェも甘くて飽きてきたし」
香蓮は、お腹いっぱいのはずだし、パフェも半分も残っているのに、何故か着いていくつもりだった。
パフェはどうするのだろうか。
梨花は、様子を見守っていた。
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