第10夜

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「速攻性の媚薬が入ったローションだからね。遥ちゃんも楽しめると思うよ」 直腸に大量のローションを注がれて、排泄感に襲われ気持ちが悪い。 着々と犯される準備がされていて、恐ろしくて堪らなかった。 首を振って悟を睨んでみても、それが余計に悟を興奮させてしまう。 「悟さん、お時間が……」 「煩いな……、分かってる。お前は他の奴と見張りでもしてろ」 「手早く済ませて下さいね。アジトに連れて帰って、またゆっくり抱けるのですから」 ここから連れて行かれたら、もう誠吾の元に戻るのは難しいかもしれない。 いや、ここで悟に犯されたら、もう戻る資格などないのだ。 「泣き顔もそそるね。誠吾の大事なお姫様が犯されたら、あいつショックだろうなぁ。どんな顔するんだか早く見たいな…」 その時、ドクンと遥の心臓が大きく跳ねた。 体の内側から、ざわざわと何かがせり上がってくるような感じがする。 暑い……。 「あ、効いてきた。これ、勃ってもちっちゃくて可愛いね。入口もヒクヒクして物欲しそうでエロいわ」 「う………ん………っ」 口枷の端からダラダラと涎が垂れる。 頭がぼうっとして、今何が起こっているのか分からなくなってきた。 思いきり開かれた足が痛む。 「あー、効きすぎたかな?まあ、痛いよりいいよね。黒崎が煩いから前戯無しで挿れるけどゴメンね」 いれる? なにを? 遥は呆けた頭で必死に考えるが、言葉の意味が理解できなかった。 ただ、受け入れてはならないと頭の隅で警鐘が鳴っている。
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