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誠吾はそう思いながらゆっくりと律動を開始した。
誠吾の腰の動きに合わせて、繋がっているところからはぐちゅぐちゅと淫靡な音が漏れる。
「んーっ……んっ、んっ、んっ……うぅっ」
遥が必死に声を出すのを我慢している様子もいじらしく、先ほど出したばりだというのにもう達しそうだ。
「いいか?遥……気持ちいいか?」
「ん……っ……うあっ…」
揺さぶりが激しくなり、遥はもう返事をすることもできなかった。
ただ必死で誠吾にしがみつき、快楽に飲み込まれていく。
ちかちかと目の前で白い光が点滅し、意識が飛びそうになっていた。
誠吾さん、大好き…………。
真っ白な世界に飲み込まれて行く時、腹の奥に熱いものが注がれるのを感じて…遥はそのまま意識を手放した。
翌朝、遥が目を覚ますと隣では誠吾がぐっすり眠っていた。
遥はパジャマを着ており、シーツも綺麗なものに交換されていた。自分が気を失ってから誠吾が交換してくれたのだと思うと、申し訳ない気持ちになったが……嬉しくもあった。
「誠吾さん、ありがとうございます」
眠る恋人にちゅっと口付けると、遥はそっとベッドから降りようとして下半身の違和感に気付く。
後ろからどろりと何かが溢れる感覚…。
これには覚えがあった。
そうか、昨日は中に注がれたんだっけ…。
またお腹が痛くなるかもしれないので早めにトイレに行かないと…。
トイレまで歩く間にもトロトロと後ろからは溢れてくる。
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